ホッタテゴヤ

日々思ったことを物置感覚で

10年ぐらい昔のこと

一橋大学アウティング事件のニュースと、僕が入らせてもらっているゲイブロググループの人がゲイの価値を下げるのは~というブログを書いているのを見て、ちょっと過去を顧みることがあったので書いてみることにします。

いくつか分けたりとかしようとすると多分もう書けないだろうし、ストーリー性持たせるような文才も糞もないので長くなると思います。笑

 

 

僕は大学一年生の時に、同期生の男の子に告白したことがあります。

今のスレた僕があの当時の僕に会うことが出来たら全力で止めに行ってると思います。

一橋の男の子と違うのは、僕自身がその彼と付き合いたいと思ってはいなかった点ですかね。

 

中学、高校とノンケの同級生を好きになりました。高校生の頃には仲の良かった女の子にカミングアウトしたり、ライブドアでブログを作ってGBr(ゲイブログリーダー)というものに登録して色んな年代の人の生活をチェックしたり交流をしていたお蔭か、なんでゲイなんかに生まれちゃったんだろう…みたいな悲観はあんまり無くて、ただ悶々と毎日恋焦がれていました。

ブログをやってはいたものの、ゲイ活動は全くしたことは無かったです。見ていた掲示板が悪かったのか、そもそも掲示板に書き込むタイプの人達が合わなかったのか今となっては分からないですけれど、同じ10代の子達は皆、デブは無理だからメールすんな!みたいな事を書き込んでるんですね。

今はデブ専の多さに辟易するぐらいですけど、もう物心ついたころから僕はデブだったのでその文に酷くショックを受けて、デブってやっぱモテないんだ…と思っていました。

そしてそのまま何も出来ずに大学生になりました。

好きになった子とは学部が一緒だったのと、サークルまで一緒だったんです。

サークルはほんと偶然なんですけど、僕が先に入っていたんですが入会希望で来た数人の中に彼がいて、「え、あのたまに見かけるめっちゃカッコイイ子じゃん!」と一人舞い上がってましたね。

サークルの人達はリア充なイケメンや美人ばかりで場違いかな…と思っていたんですが、みんなすごく優しい上に、サークル外で友達が中々出来なくボッチで講義受けていると「××と同じサークルの子だよね?」と色んな人が話しかけてくれて大学生活もどんどん楽しくなっていきました。

 

その反面、いつまでもノンケを好きでいても何にも前に進めないと思うようにもなってきていました。

そんなある日サークルの飲み会があって(あ…当時未成年だ…やばいかな…)僕が好きだった人はお酒がとても弱かったので、飲み会も終盤に差し掛かってきた頃、外で風に当たってくると行って席を外したんです。

2人で話せるチャンスだと思って僕も彼を追いかけて、何を話したかは僕もそこそこ酔っぱらっていてあんまり覚えていないんですがそれでもしっかり覚えていることが

 

「僕さぁ、○○のことが好きなんだよね。」

 

「そうなんや…でも残念やけど僕は男は好きやないで~」

 

「そんなの最初から分かってるけど…でもなんか言いたくなっちゃった」

 

僕は泣き出してしまって、彼の顔はしっかり見れなかったけどすごく困っていたと思います。

 

「こんなこと言っちゃったけど、まだ友達でいてくれる?」

 

「うん。友達や。」

 

彼は握手してくれました。

 

しばらくすると先輩も外に涼みに来て、「え、なんで泣いてんの?あー分かった!飲むと泣けてきちゃうタイプなんだね!」みたいな感じで空気を変えてくれたので助かりました。笑

 

 

その後の僕はサークル外にもつるんでくれる友達が出来てそっちの方が楽しくなってきたのと、彼と一緒になるのが辛くなってしまってサークルを辞めました。

一緒の電車に乗り合わせたり、学内ですれ違う時に少し話をするぐらいの関係になりました。僕自身、あまり彼と一緒にならないようにはしてはいたんですが、特別向こうから避けられてるなぁと感じることは無かったです。

あと周りに僕がゲイだと言わなかったみたいです。彼といつも一緒にいる共通の友人が大学の外ではよく僕を遊びに誘ってくれました。彼と遊んだりはしなかったけど、その友人から彼の普段の大学生活の様子を聞いて恋しさを紛らわせていました。

 

でももし僕が、付き纏ったり執拗にメールしたりしてたら違っていたかもしれないですね。

中学生の時に女の子から告白されたことがあったんですが、僕は自分が女子から好意を持たれるなんてこと一生無いだろうし、それにゲイだからどうでもいいやと思っていたのでびっくりしてすぐにその女の子の番号を着信拒否してメールも全部無視しました。女子のトモダチ作戦みたいな感じで家の電話を突き止められて(なんであの子無視すんの!?男として最低だよ?みたいなのを話したこと無い女子から言われた…)謝罪させられました。でも本当に怖くて仕方なかったんです。

後々人生で初めてカミングアウトしたのがその女の子なんですけどね。今でも親友でいてくれています笑

恋愛対象ではない性別の人から好意を持たれた時の気持ちを知っていたのになんであんな事してしまったんだろうと今では思います。言われた側の気持ちなんて知らないけど前に進みたいという本当に独りよがりの告白でした。

 

 

どなたかも書いてたような気がしますがノンケに恋をするのは不毛だとは思います。でも人を好きになるのはもうどうしようもないですよね…

 

何か言いたいことあったと思うんですけれど、文字を打っては消しを繰り返し続けてかれこれもう書くのに4時間ぐらいかかってるんです…もう限界。

全然更新してないですけど下書きは4つぐらいあるんですよ。多分公開することないでしょうけど。

 

当時の彼が僕なんかの事で思い悩んだりなんて恐らく無いとは思うけれど、もしいつか彼に会うことがあったらあの時のことは言うべきじゃなかったと謝りたいと思っています。お礼も言いたいな。

でもそれも余計なこと、独りよがりなのかもしれない。

 


Swoon - The Chemical Brothers

 

 最初に今だったら止めるって書いたのは、あの掲示板からは見えなかったけどデブ専は結構いるからです。