お宅訪問 - ホッタテゴヤ

壊れたキーボードとマウスを新調したのでこれでパソコンでまたブログが書ける。

さっき、急に華原朋美が聞きたくなったので、パソコンからmp3をiphoneに曲を転送しようとしたけれど上手くいかない。apple musicを始めてからというもの、ずっとこんな調子なので仕方ないからiTunesでベストを買ってしまった。

土日に休みを貰って、幼馴染が家を買ったので見に来いと言うので同じ幼馴染のもう一人と一緒に遊びに行って来た。

公務員になって、美人の奥さんを貰って、子供が出来て、家を買って、と正に順風満帆な人生を歩んでいる。

公務員になれた切っ掛けは彼が言うに僕のおかげらしい。

関西の名門大学に通って、ベンチャー企業に入るも挫折し、今まで自分が一番つまらない人生だと思っていた公務員に応募するのが逃げのように感じて、すごく嫌だったらしい。

そんな相談を電話でされて、僕は煙草片手に鼻をほじりながら「まぁ、やるだけやってみてからでいいじゃん。落ちたらまた違うこと考えれば？」と言っただけなのだ。

僕からすれば、彼は「持っている」人間なので、彼の悩みが理解できなくて親身になる気が全く起きなかった(笑)

結局、彼は何度かある選考をするするーっと突破し、さらさらーっと公務員になってしまった。筆記試験は勉強が手につかなくて全然ダメだし、面接でも自己紹介と簡単な自己PRをしただけで殆ど喋ってないとか言っていた。学歴フィルターなのか秀才の謙遜なのか…。

あんなに思い悩んでいたくせに、仕事を始めた途端、毎日が楽しいとか言っていた。

「本当にありがとう。相談してよかった。」

僕のおかげで今があると、以前一緒に居酒屋に行ったときそう言ってくれた。

家は中古と聞いていたが、聞けば築５年程で見た目は新築みたいなものだった。

キッチンがセントラルキッチンとかいう作りらしく、そこが決め手らしい。

周りは田んぼと畑だが、一部に重機が入っていて、そのうち全部住宅地になる予定らしい。

遊びに行く数日前に引っ越し祝いに何かあげようかと一緒に行った友人とプレゼントを探しに行ったけれど、家がどんな感じか分からないので合わないテイストのものやすでにあるものを買ってしまうのが怖かったので一旦見送って、菓子折りだけ買って渡した。

早いうちに買いに行かないと１０月には子供が生まれてしまう。まぁでも引っ越し祝いと兼ねてまとめてしまってもいいかもしれないけれど。

奥さんが妊娠中なのもあるのか家ではお酒をほとんど飲まないとのことなので、家主に酒だけは家に無いから買い出しに行こうと言われた。友人は料理が得意なので奥さんと一緒に料理を担当させられた。

車の中で「あの彼氏さんとはまだ続いてるん？」と聞かれた。「まだ」が一瞬引っかかるも、「七月で１０年経ったね。」と応えた。

数人いる幼馴染の中で僕は彼にだけカミングアウトしてある。スーパーのフードコートで勉強していた二浪中の彼に彼氏を会せたこともある。

僕はあんまり人に悩みとかを相談するのが苦手、というより、人に甘えるのが苦手のようで、でもちょっと不満を言いたくなったので「さいきんちょっとしんどい」とだけ言った。

「まぁ…１０年あれば色々あるよね」と言われて言葉が浮かばず、「そうだよね…。」で終わってしまった。ちょっとぐらい愚痴りたかったんだけどゲイの恋愛話なんてすすんで聞きたかねーよなってのも思うしまーいっかと。

晩酌中、一緒に行った友人に家主が彼女作って早く結婚しろと捲し立ててた。アプリ使えばすぐ出会えるから数を撃て！とのこと。

最近はノンケさんの間でもアプリが流行っているらしい。なのでノリでアプリやりたくなったのでナイモン入れてみたっていうね。

友人はその話題になるのがもううんざりそうで、適当に流していた。でも誰かが突っついてやんないとこの人はいつか大魔導士になってしまいそうな気がする。いいやつなんだけどね。

翌日の早朝、家主は午前だけ災害対策の訓練があるとかで出て行った。奥さんが医者に適度に運動しなきゃいけないと言われたから散歩するとのことなので、お腹も大きいし心配だったのでついてくいことにした。友人は爆睡してた。

たまに晴れ間が差すぐらいの曇り空と早朝だからか涼しくて気持ちがよかった。10分も歩くと琵琶湖があって、いい所に引っ越したなーと羨ましくなった。

ちょっと休憩しようかと石段に座って、近くで釣りをしているおじさんと遠くにいるボート部を交互に見ながら

「ボート部っていいよね（肉体的な意味で）」

「うん！青春！って感じでホンマかっこええよねー」

みたいな会話をした気がする。奥さんにも昔知り合って二回目ぐらいの時にノリでカミングアウトした。まだ２人が彼氏彼女の関係だった頃。

家に戻ると奥さんが炭酸水を出してくれた。炭酸水なんて気取ってて嫌だわーと思っていたけど、渇いた喉にしゅわしゅわとした泡が気持ちがよくて好きになった。

ピザトーストを作ってくれてそれを食べたら再び寝ることにした(笑)あたしも寝ちゃおーと奥さんも二度寝。

そうしているうちに家主が戻ってきて、昼はイタリアンレストランに行って帰ることになった。

飲み食いばかりの二日間。結婚した友人達に会うとなんとも言えない惨めさみたいなものに襲われて嫌になることが多いんだけれども、今回は楽しく過ごせたので良かった。次に会う時は子供が生まれているだろう。男の子と聞いているけれど、どんな子が生まれてくるのだろうか楽しみだ。

あ、そういえばこの間入れたピンクのアプリですけど翌朝確認すると顔がよく分からない人から「結構近いすね。」的な素敵な一言メッセが一つ来ただけでしたので消しました。まぁこんなもんよね僕の市場価値。