数日前スーパーで買い物していたら、たこ焼きが食べたくなってフードコートにあるたこ焼き屋に寄った。
僕の前には1人先客が並んでいて、その人がたこ焼きを店員さんに注文すると、今から作るので10分ほどお待ちいただきますと言われていた。
買い物は済ませた後だしなんか待つのもなぁ…って気分になったけど並んじゃったしなんか買わないといけないかーと、他に何があるのかを見たら、作り置きのみたらし団子が保温器?みたいなところにあった。
たこ焼きの口になってたけどみたらし団子も最近食べてないしいいかもと思って、たこ焼きは諦めてみたらし団子を買って家に帰った。
冷蔵庫から冷たいお茶を準備してみたらし団子を少しだけ電子レンジで温めた。
たこ焼き食べたかったなぁと思いながら団子を口にした。
甘くない団子だったら嫌いだしどうしようと思ったけど団子はちゃんと甘くて、焦げが香ばしくって、懐かしい味がした。
そしてふと祖父母の事を思い出した。
いつも学校から帰ると何かしらおやつを買って用意していてくれた。
食べていると美味しいか聞いてくるんだけど、それにうっかり美味しいと答えてしまうと、それはもうこっちがうんざりするくらい毎日同じものを買ってきてくれるようになる。
今思い返せばそれはもうありがたいんだけどね。またこれぇ?ってよく文句言ってたね。
そんな事を懐かしんでいたら涙が止まらなくなった。
まさかたこ焼きを諦めた結果、団子に泣かされるなんて思ってもいなかったから余計気分が落ち込んだ。
もう当分はみたらし団子はいいかなって思った。